ブログ
PVLのお子さんへの治療のエピソード
PVLの患者さんの実際にあったエピソードです。
始めは寝返りができず、手足も緊張が強く、尖足の状態でした。
初めてのマッサージで寝返りができるようになり、はりをし出したら足の緊張が一気に緩み、よだれもかなり減りました。
(Zoomでインタビューしてもらったものです)
NICUからの退院時に、ドクターから「この子は一生歩けないかもしれません」というようなことを言われたそうです。
それで、どうしていいか分からず困っていたときに、お友達がグリッター式のマッサージを受けていると聞いて、giftに紹介で来られたんです。
初めて訪問した時は、確かに寝返りもできなかったですね。pvl なので手も緊張していて、足もピンと伸びていてカチカチで尖足でという感じで。でもまだそこまでの硬さではない感じだったんですね、まだ小さかったので。
最初にマッサージをして、体に合わせて刺激を入れるところと抜くところの手技を合わせてマッサージをしまして。そしたらその後すぐマッサージが終わったら寝返りを勝手にクルンとしたんですよね。それで「あ!すご~い!」ということになって、マッサージを週一回その後ずっと続けて。
ズリバイくらいまではいってたんですけれど、でも今度は動くようになったらなったで、また筋肉自体がカチカチなってきちゃって。尖足もやっぱりカチカチになってきちゃったんで、それでじゃぁちょっと鍼をしてみようかということで、鍼もマッサージと同じ日に週一回しだしたんです。
鍼は脳の神経の方に作用させるので、すぐ尖足に関してはお母さんたちもびっくりするぐらい緩んで。手足も本当になんの抵抗もなく屈曲伸展、曲げ伸ばしができるような感じの緩まり方をしたんで、お父さんお母さんも「あ、これは!」ということで、今も週一回でマッサージと鍼を続けてやってますね。
最近はズリバイまでだったんですけども、この間PTさんのリハビリのときに、自分でPTさんのお膝に手をついて立ったらしくて。それはそれで、またお父さんもお母さんも喜んでいましたね。ですので、今も日々成長しています。
よだれって言うのは結局ゴックンできないということなんで、その辺の嚥下の方の喉の鍼をちょっと入れてみたんですけど、そしたらよだれもだいぶ減ったとは言ってましたね。